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D5400XSシステム クーリングのいちばん大切ななかま [Cooling]

 

ぜんかいのクイズ、

もともとは Vaio TypeX の部品だったもので

いまは D5400XSシステム本体の

拡張カードクーラーにつかわれているものはなんでしょう?

 

の答えですが、

正解は CPUクーラー です。

カタログに載っている写真です。

TypeX-CPUcooler.jpg

Vaio TypeX は

ゆるゆると Nidecさんのファンが回っていましたが

いまは 3枚羽根の DELTAさんです。

D5400XS-CardFan.JPG

なかなかおさまりがよく気に入っています。

 

そういえばもうひとつ大切な

クーリング関連のなかまをわすれていました。

D5400XSシステムの最終的な排熱ということでは、

いちばん大切な仲間です。

SRK25SI.JPG

三菱重工業(株)製のビーバーエアコンです。

冷房能力は 2.8Kwです。

三菱重工さんの民生用の冷熱事業はどうもパッとしないようで

扱っている量販店も少なくなったような気がします。

とはいえ業務用のセゾンエアコンのほうは、まだよく見かけます。

 

お掃除機能とか気の利いたものは付いていませんが。

「冷やす」 という基本能力はかなり高いです。

なんだが PC Power&Cooling さんの電源に

通じるものを感じるのは私だけでしょうか...

 

 

うちのD5400XSシステムの

クーリングまわりはこんな感じになっています。

液冷はつかっていないので、

単純にCPUなどの熱源から空気にヒートシンクで熱をうつして、

ファンの大量のエアフローでケースの外に熱くなった空気を排出、

部屋に排出された熱を

エアコンで室外へ排出というルートです。

 

この熱の流れなので、ビーバーエアコンは

とても大切な D5400XSシステムのなかまです。

 

 

液冷の場合は、

熱源からの排熱に 熱をたくさん吸い取れるクーラントをつかって

クーラントの熱をポンプでラジエターに移動、

ラジエターでまとめて熱を空気にうつしているのですが

最終的には空冷ですね。

無理やり

地面とか海とかに排熱することもできなくはないでしょうが...

 

次回はシステムの起動に進もうかとおもっていましたが、

サウンドまわりをわすれていたので

次回は D5400XSシステムのサウンドまわりをご紹介します。

 


タグ:Cooling

D5400XSシステム ケースまわりのクーリング [Cooling]

 

ぜんかい、D5400XSシステムのマザーボードまわりの

クーリングをご紹介しましたが、

サウスブリッジと nVidia 御謹製の nForce 100 を冷やす

アクティブクーラーもついていました。

見えないので忘れてました。

ごめんなさい。

AVCさんの50mmファンの 10mm厚、

スピードは LowSpeed のものがついています。

くわしくは、

6月5日のD5400XS マザーボードの感触 でご紹介していますので

そちらをごらんください。

OEM用なのか詳細なスペックはわからないままですが。

  


  

忘れていたマザーボードのファンの紹介に続いて

今回はD5400XSシステム本体ケースのクーリングについてです。

 

5400XSシステム本体というか

エクストリーム課長のクーリングは

すべて単純な空冷になっているのですが、

フロントのファンまわりはこんな感じになっています。

フロントについているファンはこれ一個です。

D5400XS-FrontFan.JPG

型番とかが全く見えないですね。ごめんなさいです。

つかっているファンは、DELTA FFB1212VHE です。

これまたFFBシリーズのファンです。

FFBシリーズの VHスピードのファンで、120mm x 38mm サイズです。

VH の スピードは Very High の意味だそうで、

DELTAさんのスピード表記では 11段階の下から5つ目です。

この大きさのシリーズのうちではいちばん遅い回転数のものです。

FB-DIMMとかの冷却に使っているファンは

40mmのおかげで 8,000R.P.M でしたが、

さすがに 120mm なので 3,200R.P.M です。

このファンはケースの吸気というよりは、

Raidやらグラフィックカードへのエアフローがおもな役目です。

 

リアパネルのまわりはこんな感じです。

D5400XS-RearFace.JPG

もともと電源を2系統で供給することにしたために

リアパネルの真ん中あたりはジュラルミンを加工して作りなおしています。

ジュラルミンといってもアルミの仲間だろうと

なめていてとても苦労しましたが。

 

ファンがうえから 5つならんでいますが、

うえの 2つは PC Power&Cooling の電源にもとからついている

DELTAさんの3枚羽根、EFB0812EH です。

80mmファンの 25.5mm厚、EHスピードです。

EH の スピードは Extrnal Highの意味だそうで、

スピード表記では 11段階の下から7つ目、上から5つ目です。

とはいえ

たった?の 5,000R.P.Mで意外と肩すかしな感じですが。

この2つは純粋に電源のクーリングのためだけですので

意外とおとなしくまわっています。

ESRで温度と回転数がモニターできたと思いますが

どれくらいで回っていたかは覚えていません...

 

まんなかのいちばん目立つファンは

リアファン兼、CPUファンの DELTA FFB1212EHE です。

フロントのファンとおんなじでスピードが違うだけです。

電源とおなじEH の Extrnal High、

11段階の下から 7つ目、上から5つ目です。

4,000R.P.Mでフロントファンの2割増しです。

 

このファンはPWMに対応していて

Intelマザーではおなじみのケース用の4ピンファンヘッダ、

Auxiliary chassis fan につないでつかっています。

D5400XSのTPSでしらべてみると

このファンヘッダは 2AまでOKなので

ぎりぎりOKなのですが、12Vは別に供給しています。

San Aceの最近の製品でこのファンと同じサイズで

1,500 - 6,200RPM のPWMファンがあるのですが

それが最近微妙に気になっています。

 

このケースのクーリングまわりで苦労したのは

拡張カード周りのエアフローをどうするかでした。

結局、拡張カードを覆って無理やり排気する方法をとっています。

いちばん下の拡張カード周りのエアフロー用のファンは

取り外しのことをかんがえて、こんなふうにしました。

D5400XS-CardFan.JPG

このファンのついているベース部分、

もともとは Vaio TypeX の部品だったのですが、

いまはこんなものに流用されています。

 

では ここでクイズです。

この金属のベース部分。

もとはTypeXの何だったでしょうか?

ぜひかんがえてみてください。

 

次回はこのベース部分のタネあかしと

システムを起動するとどんな感じになるかご紹介します。

 


D5400XSシステム マザーボードまわりのクーリング [Cooling]

 

D5400XSシステムのストレージまわりにつづいて

こんかいから、

D5400XSシステムのクーリングについてご紹介します。

まずは、マザーボード D5400XS まわりのクーリングから

一番最初に思いつくCPUクーラーからです。

  

うちのD5400XSシステムのCPUクーラーはこんなかんじです。

d5400xs-cpucooler.JPG

定番の Zalman CNPS9700 NT です。

なぜか緑色に光ります。

あんまりうれしくないですが。

外から目につくわけではないので、それほど気にはなりませんが...

 

CPUの熱伝導グリスもこれまた定番の Arctic Silver 5 です。

カタログスペックでは、9.0W/mK の熱伝導率だそうです。

本家のWebサイトでは、なぜか逆の熱抵抗値で書いてあります。

 

熱の伝わり具合をあらわす熱伝導率を Wikipedia でしらべてみると

こんな数値がありました。単位は W/m·K です。

 

 銀   >銅  >アルミ  >水  >空気  >発泡スチロール

 420   398   236    0.6  0.024   0.03

銀、銅、アルミ の順ですが

意外と銀と銅の違いはないですね。

 

空気の熱伝導率は 0.024 W/m·K ですから、

Arctic Silver 5 は 375倍の伝わりやすさです。

グリスに気泡が入ると

効率が一気に悪化するのが数字からもよくわかりますね。

ペアガラスの断熱材として空気がつかわれているのも

伊達ではないようです。

 

Wikipediaの一覧には、

カーボンナノチューブ の熱伝導率も書いてあり、

3000~5500  W/m·K で銀の10倍以上の熱伝導率があります。

そのうち、

カーボンナノチューブ配合の熱伝導グリスとかが

でるかもしれませんね。

体には悪そうですが。

 

  

マザーボード周りでは、D5400XS のCPUクーラーのそばについている

2つのファンが MCH と FB-DIMM のクーリングファンです。

D5400XS-ChipCooler.JPG

ファンは DELTA FFB0412HHN です。

FFBシリーズのHHスピードのファンで、40mm x 28mm サイズです。

サイズがサイズだけに Air Flow はたいしたことはありませんが

Air Pressureは、最大で9.39mmH2O、

10mmH2O 近いというかなりのものです。

狭い所に強い風を当てるのに向いています。

 

小さいサイズなのでSpeed は 8,000R.P.M もあります。

HH の スピードは Extra Highの意味だそうで、

DELTAさんのスピード表記では

 11段階の下から3つ目です。

8,000R.P.M の回転数が下から3番目...

なんだか DELTA のイメージのまんまですね。

 

同じファンでいちばんSpeedがはやいのは何か気になって

うちにあったPDFのカタログでしらべてみると

SH の スピード、Super High で 13,000R.P.M の製品がありました。

もうひと頑張りで、cheetah 15K とおなじ1万5千回転です。

 

しかしそれより驚いたのは、

11段階ある DELTAさんのスピード表記の 6段階目です。

というか

13,000R.P.M の製品が真ん中の速さです。

おそるべし DELTA です。

 

絶対表記ではなく、

同一シリーズのおんなじサイズのファンのなかでの相対比較で

スピード表記をつけているのでしょうが、

あと5段階上の最上位

XH のスピード、

EXTREME HIGH SPEED の製品を作ってほしい気がします。

ゼヒ 2万回転越えでお願いします。

 

技術的にはこういった妙な高速ファンも

山洋電機さんとかで問題なく作れると思いますが、

それを売ってしまうのは

やはりスゴイものがあります。

 

 

次回はこれまたDELTA製品の多い

D5400XSシステムのケースまわりのクーリングについてです。

 


 

週末にVaio移設の作業をしたのですが、

なかなか計画というか目論見どおりにいかず苦労して

まる2日つぶれてしまいました。

天気も悪くてちょうどよかったんですが...

 

 


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