D5400XSシステム ストレージまわりのハードディスクコントローラー [Strage]
前回は Quad PhysX をためすという予想外の展開になりましたが、
PhysX で検索していたら、おまけで妙なものがありました。
DELL XPS 730 の2008年5月8日プレスリリースです。
http://www1.jp.dell.com/content/topics/reftopic.aspx/corp/pressoffice/2008/080508
この XPS 730 の特徴の「最新のテクノロジーを搭載 」の
二項にこんな記述があります。
・ 最新のチップセット「nForce790i Ultra SLI」と、
最新のグラフィックカード「ATI Radeon HD 3870 X2 1GB」を搭載可能。
動画やオブジェクトをリアルに再現する「PhysXTM 物理演算PCIeカード」にも対応。
ツッコミどころは HD 3870 X2 ではなく、
PhysX のところの PCIe の記述です。
出る出ると言われつつお流れになったと思っていた
PCI Express x1 インタフェースの PhysX でしょうか。
今後中古や Bulkで出回るとおもしろそうです。
もうすぐGeForceを物理演算カードとして使えるようになるらしいので
微妙な製品ですが。
では、PhysX はいったんこれくらいにして、
今回からご紹介するのは、D5400XSシステムのストレージまわりです。
とてもまとも?というか微妙に特徴のないメンバーです。
メモリ以上に地味です。
うちのD5400XSシステムのストレージコントローラーですが、
ハードディスク系は Adaptec の ASR-5xx5シリーズから
内部 8ポートの ASR-5805 をつかっています。
D5400XS のESB2-E につまれている
SATA インタフェースはつかっていません。
どうしようか迷ったのですが、
けっきょくRaidカードを追加してつかっています。
外箱はむかしからのAdaptecのBoxです。
下に写っている茶箱は
同時に購入したバックアップバッテリーモジュール ABM-800 です。
いかにも補修用といった風貌です。
貼ってあるシールも SSC Edition とかではなく
注意書きです。
このバッテリーモジュール、意外と値が張ります。
消耗品が結構いいお値段なのはどこも同じでしょうか...
携帯用Li-IONバッテリとおなじくらいの大きさしかありませんが、
"モジュール" とついているのは伊達ではなく
立派なPCBのうらにチップもたくさんついています。
バッテリー以外は消耗品ではないと思うのですが、
どうなんでしょうか...
バッテリーモジュールをつけた、ASR-5805はこんな感じです。
結局PhysX-P1のために取り外したので記念撮影です。
ブラケットには排熱のための穴がいっぱいあけてあります。
うらはこんな感じです。
この Raidカード、ASR-5805には
キャッシュとして Micron の DDR2 がつまれています。
裏の写真の真ん中あたりに張り付いているのが見えますね。
FBGA Code 、D9HNX からしらべてみると
1GB(64x16)のDDR2チップで、84-ball FBGA、
3.75ns CL=4 の DDR2-533 だそうです。
このチップを 512MBつんでいます。
スピード的にはいま一つのような気もしますが、
容量的にはいい感じです。
SAS WWN のステッカーがちゃんとはってありますね。
SAN とかも技術的にはすごく面白そうなのですが、
値段がはんぱでなく高くて
なにより保存するデータもそんなにないのでやれませんが。
どちらにしろ裏方さんのサーバー側のはなしですね。
機器はむろんリースでしょう。
この raidカード、ASR-5805 の欠点は、
ブラケットからもわかるとおり発熱はかなりあります。
ラックマウントサーバーの
景気のいいエアフローを想定していそうなかんじです。
またx8 PCI-Express インタフェースのため、
結構使えるマザーボードが制限されます。
性能云々より
やはり Adaptec製のストレージコントローラーというところが
ポイントでしょうか。
うちの D5400XSシステムでは、
このコントローラーの先に
SASインタフェースのハードディスクと
SSD をつないでいます。
次回はストレージのハードディスク周りをご紹介します。
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