Fermi のあしおと [Tesla]
あいかわらずいそがしく御無沙汰しております。
ずいぶん寒くなりましたが、みなさまお元気でしょうか。
わたしはなんとか?元気です。
ずいぶんといえは
こちらもずいぶん待った感がある、
Tesla C20xx のスペックが
NVIDIAさんのWebサイトに掲載されましたね。
やっぱり気になる仕様の部分はこう書いてありました。
演算性能は「倍精度」で書いて
単精度は書かないとか、
メモリにわざわざ「専用」とつけてみたりとか
さすがに書き方はうまいですね。
見習いたいものです。
書き込める L1/L2キャッシュが Fermi のウリのひとつだと思うのですが、
スペック上はメモリ容量のほうが目を引くのでしょうか...
メモリ容量といえば
NVIDIA さんのグラフィック系カードのメモリサイズは
いままでは Tesla と Quadro がおんなじサイズ、
Geforceはその半分というパターンでしたが、
今後は
Tesla の半分が Quadro、Quadro の半分が GeForce
とかになるんでしょうか?
Tesla C20xxから、
FireStream とおんなじように
ディスプレイ出力が付いているようですし...
Fermi系はメモリインターフェース幅が
386bitに先祖がえりしているらしいので
Tesla C2070 の1/4で
GeForce GTX3xx が 1.5GB GDDR5 のメモリ搭載というのも
いい線かもしれません。
どちらにしても
Voodoo 5 6000 っぽい Fermi
が世に出るのはたのしみです。
GeForce として世に出るかどうかは知りませんが...
外付け計算機 Tesla S870 つなぐためのしくみ その3 [Tesla]
ひきつづいて
Tesla S870 のホストアダプタカードです。
すごく地味ですが。
ぜんかいは、見た目の配線でしたが
こんかいはソフトウェアというか
OSからどう見えるか?です。
Tesla S870 はLinuxしかサポートしていないのですが、
なじみの Windows Vista で見てみることにします。
エクストリーム課長には nForce 100 がついていて
スイッチチップだらけになり、
はなしがややこしくなるので
Tesla S870 のちょっとまえにやってきた
Intel DX58SO にホストアダプタカードをつけてためします。
こんなかんじで認識されています。
PCI Express Root Port 1、3、7 がマザーボード側で
上から順に帯域が x4、x16、x16 になります。
x16 の Port3 に GTX295、
x16 の Port7 に主役のホストアダプタカードを
とりつけています。
ホストアダプタカードのスイッチチップも
おなじみの? nForce 200 だったので
フツーにPCI Express のダウンストリーム側が 2つ
見えるだけだとおもったのですが、
なぜかダウンストリーム側に 4つ
PCI Expressポートが見えています。
Port3 にとりつけた GTX295 のほうは
ダウンストリーム側が 2つで、
そのさきに GTX295 が 2つ見えています。
とてもわかりやすいです。
ホストアダプタカードのダウンストリーム側の帯域が
ひとつあたり x8 と仮定すれば
不思議ではないのですが...
さすがに
x16 が 4つということはないと思いますが。
nVidiaのサイトで
スイッチングチップのデータシートがないか
ちょっと探してみましたが
あいかわらず みあたりませんでした。
ひょっとして探し方が悪いのかもしれません。
どうでもいいですが、
このスイッチングチップ
NVIDIA nForce® 200 SLI MCP
という
立派な名前だったのでございますね。
はじめて知りました。
名前をしると、
なんだかホストアダプタカードも立派に見える気がします。
こんかいは字がおおくなりましたが
じかいも地味なホストアダプタカードネタです。
外付け計算機 Tesla S870 つなぐためのしくみ その2 [Tesla]
ではくわしく Tesla S870 の
ホストアダプターカードについてです。
いきなりですが
このホストアダプターカード、微妙です。
前回ごしょうかいしたように、
PCI Express のコネクタと
パッシブヒートシンクがついているカードですが、
ヒートシンクがついているということは
その下に熱を出すものがついているということですよね。
というわけで、
お待ちかねの?パッシブヒートシンクの下です。
とても かんたん わかりやすいです。
おなじみの nForce200 です。
表面のパターンだけみると
下側の PCI Express x16 ひとつを
左側というか外出しのケーブルの方に
2つにわけているようにしか見えません。
基盤の裏にも同じようなパターンがあるので
4つに分けているようにも見えます。
で、ここでぜんかいごしょうかいした
図の登場です。
Switchは Tesla S870 の内部にあるような
記述になっています。
しかもご丁寧に
nVidia Switch と書いてあります。
ホストアダプターカードの nForce200 は何?
という気がします。
とはいえ
Tesla S870 本体のほうにも、
それらしいものがついています。
右側がコネクタでTesla S870 の外側です。
そのうしろに思わせぶりな
パッシブヒートシンクがついています。
1ホストアダプタカードあたり、
スイッチを2つ使っているのでしょうか...
単純な構成のわりに、
実装がなんだかよくわからない
謎なつくりです。
じかいもしつこく
ホストアダプターカードまわりです。
外付け計算機 Tesla S870 つなぐためのしくみ その1 [Tesla]
さいきん、かなり忙しい日々がつづいていますが
ブログはゆっくりと Tesla S870 のお話です。
ぜんかいご紹介した Tesla S870 の黒箱の中には、
目玉の1Uサーバーと
ホストとなるシステムにつなぐための
ケーブルとアダプターカードなるものが
2セットついてきます。
マニュアルの中にある表では
こんなふうに表現してあります。
GbEther とかのネットワーク経由ではなく、
PCI Express のカードで
ホストになるシステムにつなぐしくみです。
黒箱のなかには
図の下側の Tesla S870 にくわえて、
上側の PCIe Host Adapter Card のところまでが
はいっているわけです。
そしてそのカードがこれです。
こうしてみると、
見事に赤と緑ですね...
こんかい、赤の方はまったく関係ありませんが。
アダプターカードの左側に見えている
銀色の部分は
PCI Expressケーブルをつなぐためのコネクタです。
3割くらいがコネクタで、
とてもシンプルなカードです。
どうでもいいですが、
装飾照明がついたりはしません。
次回は見た目につづいて
もうすこし
Tesla S870 のホストアダプターカードについてです。
外付け計算機 Tesla S870 つづいてアクセサリーボックス [Tesla]
あいかわらず
Tesla S870 の性能には全く関係ない
アクセサリーボックスの中身についてです。
アクサセリーボックスの中身はこんなかんじです。
1Uサーバーというよりは
グラフィックカードのパッキングに近い雰囲気です。
ラックマウント用のレールがついてますが...
左上のマニュアルのところに
HD2400 Pro さんをおさめてみると
こんなかんじです。
どうでもいいですが、
でかい nVidia の下で居心地が悪そうです...
マニュアル類は
ありがとうカード、ドライバCD、
クイックスタート、インストールガイドの4つです。
グラフィックカードっぽいです。
印刷物のインストールガイドは
ちゃんとページを開いたままにしておける
立派なタイプで、好感がもてます。
全体的に
きちんと仕上げてある気がします。
いいかんじです。
つづいてじかいは
Tesla S870 の本体まわりをご紹介します。
外付け計算機 Tesla S870 まずは外から [Tesla]
では大型新人の Tesla S870 について
ご紹介していきましょう。
こんな妙なものでも手に入るのが
くみたてPCシステムのいいところですね。
まず外付け計算機 Tesla S870 の第一印象は、
箱、かっこイイ!
大きな黒い箱に製品名だけはいっていて
有無を言わせない迫力です。
Apple Xserve の外箱もかなり良い感じしたが、
それに負けていません。
見学者は HD2400 Pro さんです。
箱の中身は
1U サーバー本体と
アクセサリーボックスが入っている構成ですが、
そのアクセサリーボックスも
なかなかインパクトがあります。
外箱を開くと
いきなり nVidia のロゴが目に飛び込んできます。
ここまでこの製品でやる必要があるのか微妙ですが、
気合いは感じられますね。
じかいは引き続き
性能には全く関係ない
アクセサリーボックスの中身をご紹介します。