D5400XSシステム グラフィックカード その3 [nVidia]
今回は Ageia PhysX のご紹介をしようとおもったのですが、
おもさをはかるためにはずした
GeForce 9800GX2 のスイッチングチップが気になったので
引き続き 9800GX2 ネタでいきます。
うちの D5400XSシステムにのっけた状態で、
nVidia のファームウェアアップデートユーティリティ、
nvflash でアダプタリストを表示させるとこうなります。
ちょっと見にくいですが、
GeForce 9800GX2 に内蔵されている
PCI Expressスイッチングチップ、nForce 200 こと
BR04 の下に 9800GX2 が2つ繋がっているのがわかります。
ファームウェアアップデートができるというか、
nForce 200 は書き換え可能な
ソフトウェアをもっているということです。
しかし、
D5400XS につまれている
nForce 100 はリストに表示されていません。
おなじようなチップ構成をとっている
nForce 200 + 680iSLI の nForce 780i SLI のマザーボードでは
どんなふうに表示されるのでしょうか。
マザーボード側のスイッチングチップはチップセットと一体ということで
表示されないのでしょうか?
それとも ちゃんと表示されるのでしょうか?
というわけで、
この際ためしてみることにします。
OS として DOS が動けばいいだけなので、
マザーボードに nForce 780i SLI をつかっているリファレンスボード、
evga の 132-CK-NF78-A1 に 9800GX2 にのっけて
ためしてみましょう。
こんなかんじです。CPUとかメモリは不問です。
さっそく、起動して nvflash をためしてみましょう。
結果はこうなりました。
BR04の2段重ねの先に 9800GX2 がいますね。
効率悪そうです。
deviceID は違いますね。
subsystem ID はどちらもすべて 0x0000 です。
nVidia の
June 2008 Device ID List
(Current to Windows Vista Driver 175.16)
とやらでしらべてみても出てきません。
GPU Name 一覧なので出てこないのかもしれませんが。
スイッチングチップのBIOSをセーブできないか、ためしてみました。
対象外の EEPROMでダメでした。
保存してどうするものでもないのですが...
こうしてみると、D5400XS につまれている
nForce 100 がでてこないということは
あまり大層なことはしないというか
できない
ブリッジチップにちかいものかもしれません。
そもそも番号が 100 と 200 であきらかに下で、
D5400XS につまれているものの方が
機能がすくないのがバッチリわかるのですが...
やはりそこはグラフィックあっての nVidia なので
D5400XS には
格下の nForce 100 なのでしょう。
nVidiaさんも意外とケチですね。
D5400XS のウリのグラフィック周りも
SLI だけみると nForce 790i SLI にくらべて弱いですね。
D5400XS は
PCI Express も 1.1 なんですよね...
CrossFireX もできるといえばそうなのですが。
D5400XS の TPS でかくにんしてみたところ、
PCI Express Switch とかいてありました。
良かったです。
しかし SpecUpdate で
「 実はスイッチングじゃなくてブリッジでした! 」
とか訂正が入らないといいですね...
そうなったら D5400XS の nForce 100 を
nForce 200 に乗せ換えた
リビジョンアップ版をおねがいします。
CrossFireXのサポートはなくなりそうですが。
しかし冷静にかんがえてみると
二股はいけないでしょう。
課長!人間としてどうかとおもいます!
どうしてもというなら、
CrossFireX 対応の
D5400XS-赤
nVidia SLI 対応の
D5400XS-緑
と製品を分けて
赤は PLX だかのお値打ちなブリッジチップをつかって
コストパフォーマンス 意地でも CrossFire やりたい人向け。
緑は nForce 200 ですなおに SLI やりたい人向け。
という作戦はどうでしょうか。
LGA771ソケットの周りに
LGA775のCPUファン用の穴をあけただけでなく
FB-DIMMスロットが 4本!という
ある意味スゴイ マザーボードまで作ったのですから、
せっかくならいかがでしょうか。
なんなら貯金して1枚づつ買えるように頑張ります。
ゼヒおねがいします。
二股をかけているとロクなことがないという
あたりまえの事実を再確認?しましたが、
次回はちゃんと Ageia PhysX をご紹介しようとおもいます。
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