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DX48BT2 いままでの感想などなど [Intel]

 

いままでためしてみた DX48BT2チームですが

その感想などを そろそろまとめてみます。 

 

まずは HD2400Pro のときにも書きましたが、

悪くはないけど発売が遅すぎ!

というのがいままでの感想でしたが、

ざんねんながら今回もその感想は覆りませんでした。

 

2008年1月に発売されたものではなく、

ほぼ四半期延期されて3月末に発売されたところが残念です。

一旦詳細まで公表してしまい、

内容が理解されてしまったものを延期したので、

これならいらないや感が高くなってしまったと感じます。

実際に発売された3月末ごろは

本格的に世の中の景気というか雰囲気が変わり

「いまさらこの御時勢に何やってるの...」

というタイミングになってしまった感があります。

地球にやさしくないチームはさいきん肩身が狭いです。 

 

発売が延期されたため

少なくとも初物の勢いで売ってしまうことはできませんでしたね。

もともとX38との違いがほとんどなく、

初物感はぜんぜんありませんでしたが。

 

今思うと2008年の1月であれば

AMDのPhenomが勝手に大ゴケしていたころのなので

その時により高システムバス、高クロックのCPUを出していれば

さらにIntelの順調さをアピールできたかもしれません。

これなら今ださなくてもいいか!

と変な色気を出した罰かもしれません。

でもこれは会社の都合なので、

DX48BT2に罪はないかもしれないですね。

 

  

タイミングといえば

順調にいけばあと半年ちょっとでNehalem+Tylersburgが世に出て

システムバスのクロックやCPUの動作クロックは今より少し下がるみたいです。

しくみそのものが大きく変わるので

数字の比較はあんまり意味ないかもしれませんが、

Intelさんがそろそろ FSB1600MHz や高クロックのアピールに

幕をおろすのも分かる気がします。

 

先輩のDX38BTが出るころには

Intelとしてはめずらしくオーバクロックも全面に出ていた気がしますが、

最近はすっかり引っ込めた感があります。

 

探してみたらスライドがありました。

x38-xtu.jpg 

じっさいは2008年5月末の時点で

昔ながらのDesktop Control Center で

しかもベータ版のままです。

auto tune features どころではなく

最近のアップデートでやっと64BitOSに対応したような状況で、

このままフェードアウトしそうなかんじです。

Intelさんの方針が変わったということでしょうか。

 

DX48BT2をうごかしてみた感じでは、 

つかっているチップセットもX48というか

1600Mhzの高速システムバスに対応していて

欠点っぽいところはないのですが、

FSB1600HMzに対応しているCPUは

いまのところ QX9770だけ というツライ事実があります。

 

仲間は一人しかいません。

寂しいですね。 

まるで 3D Mark Vantage の HD2400のORB結果 のようです...

HD2400ProとVistaをおもちのみなさん、

ぜひ一度おためしください。

 

そういえば X38 と X48 の関係に似たチップセットに

925X と 925XE がありましたね。

歴史は繰り返すのか…

でもあちらには 3.46GHz の Gallatin と 3.73GHz の Prescott-2M の

2つも対応CPUがあります。

 

こうなったらIntelさん、

より高クロックのQX9870、

どうせなら3.6GHzのQX9970をおねがいします。

いっそのこと

FSBを1800MHzにした 3.6GHz で QX9990 をトリにどうでしょうか。

名前は 999 の三重苦ですが。 

あと 値段はさよならセールでかなり勉強してください。お願いします。

 

 

二つ目のさわってみた感じというか

見た感じの違和感なんですが、

その原因はこの変なガイコツプリントです。

sk.JPG 

DX38BTから感じている違和感の原因です。 

誰か喜んでいる人がいるんでしょうか?

下手に若者に合わせようとして思いっきり外しているおじさんのような感じがします。

  

DX48BT2を人間にたとえると

大企業の目立たない中間管理職で、まじめと安全第一だけれど、

いざとなれば結構すごいこともさらっとこなしてしまう人。

だけど宴会でのかくし芸が見るに耐えないというか、

もともと出来ない人なんじゃないでしょうか。

 

そういう人にガイコツプリントとかつけて

無理やり下手な宴会芸なんかさせなくても...

という気がします。

もともと無理な宴会芸を強要されている状況にいるところに

DX48BT2の不憫な原因がある気がします。

 

そういえば社内の立場的にもDX48BT2は厳しい状況にいますね。

会社の方針でデスクトップ部エクストリーム課でも

デュアルプロセッサーをやることになり、

今は別の部署から D5400XSさんがやってきて課のトップにいます。

会社方針がかわっていなければ

今頃DX48BT2さんは エクストーリーム課 課長で

変な宴会芸をここまで強要されていなかったかもしれません。

このままでは課長補佐どまり。

とても不憫です。 

こんなことになっていなければ、

ひょとしたら かわいい HD2400Proさんと

浮いた噂の一つや二つでていたかもしれません。

 

    

三つ目はグラフィックカード周りで、

マルチグラフィックカードへの対応が CrossFireX のみ

というのは かなり苦しくなってきた感があります。

ちょっと差が開きすぎています。

これも仲間のはなしで、DX48BT2の責任ではないのですが...

 

どうせなら

nVidia御謹製のPCI-Expressスイッチングチップをつんで

nVidia-SLIに対応して

世の中をあっといわせてほしい気がします。

無理でしょうかIntelさん。

780iSLIとおんなじ構成にすればいいので

ATXのサイズにおさまるでしょう。

おそらく。

しかし、マザーボードの名前もかわってしまうので

結局 DX48BT2にはうれしくないですね。

 

 


どうやら DX48BT2 は

いい人で結構すごいんだけど、 

世の中のトレンドや会社都合に振り回され、

周りのメンバーにも恵まれなかった

不運の人

のようです。 

せつないですね。

 

なんとか一花咲かせる方法を考えていたんですが、

思いつきません...

ガイコツプリントを取っ払って、

S975XBX2 のようなワークステーションボード

SX48BT2 を出せばよいか?

とか考えましたが弱いです。見ている方向が逆です。

XMP で各チャネル1枚まで、最大2枚のメモリでは厳しすぎます。

 

こうなったら Intelさん、

なんとか nVidiaを口説き落として

DX48BT2 に限り nVidia-SLI をサポートするようにしてもらってください。

DX48BT2 でこんな構成ができる日を待ってます。

x48-SLI.JPG 

どうせならこの際、3way-nVidia-SLI でなくてもいいです。

そこは 790iSLI のために残しておきましょう。

是非nVidiaとの交渉をがんばってください。

 

  

今回はなかなかきびしい感想になってしまいました。

DX48BT2はほんとにココがダメ!がなく、

nVidia-SLI をみなかったことにすれば

不満なところは特にないマザーボードなんですが。

 

一言でまとめると

不運なエクストリーム 課長 課長補佐 DX48BT2

といったところでしょうか。

 

課長補佐!一発逆転まってます。

というか

一発逆転にかけないといけない状況になっていること自体が問題ですね...

 

どうでもいいですが、

「 エクストリーム課長 」 語感が気に入りました。

 


 

  

HD2400Proのようにはいきませんでしたね、DX48BT2。

本人も重要だが周りの環境もたいせつということを再認識させてくれました。

なかなか考えさせられるマザーボードでした...

 

とはいえ

LGA775のシングルソケットマザーボードとして

第二の D975XBX をめざしてがんばってほしいものです。

 

 

 


タグ:Intel X48 自作
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