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ATI Radeon HD2400Pro 凝ったGPU [ATI]

  

ATI Radeon HD 2400 Pro のGPUについてですが

ご存じのとおり

R6xx世代、Microsoft DirectX10 対応の RV610 と呼ばれるものです。

以下、当時のAMDの資料から

このGPUをおさらいしてみましょう。

 

まず、当時のシリーズの違いはこんな風になっています。

HD2000Series-spec.jpg 

 見ずらいですが

 User Profile で

 2900, 2600, 2400 の

 3つにわかれています。

  

そして HD2400の構成図はこうなっています。

hd2400.jpg

   

 HD2400のシンプルさがよくわかります。

 ほぼ必要最低限です。

 

 

 

 

よく見ると構成図の右上、

HD2400にも Tessellator ついてるんですね。

今、それがなんの役に立つのか!

と突っ込まれると苦しいですが

なんだかお得な気がしますね。

 

テッセレータはそっとしておくとして

この世代のGPUの一番の注目点は言わずと知れた

Stream Processor です。

HD2400の構成図の真ん中にある、

ちっちゃな黄色い粒粒のあつまりで表現されている所です。

 

シリーズの違いの表で一番上に挙げてあることからも

一番のアピールポイントです。

構成図の黄色い粒粒を数えると、ちゃんと40個あります。

実際のところ

黄色い粒粒は5個で1組なので

HD2400では 黄色い粒粒セットが8組、

さらに

粒粒セット4つでひとつのグループとしています。

上の構成図でも ちゃんと表現してありますので

そちらを見るとわかりやすいと思います。

  

この仕組み、

Stream Processors をしっかり働かせるためには

仕事を割り振る上位の

Ultra-Threaded Dispatch Processor が

ちゃんと仕事しないと 結果はえらいことになります。

とはいえ

HD2400では仕事を振れる粒粒セットが限られているので

考えなしに適当に振っても 何とかなりそうな気がします。

 

ちなみにHD2900はこうなっています

hd2900xt.jpg

 

 黄色い粒粒セットが

 64個もあります。

 ですから

 粒粒は320個もあります。

 

  

ここまで黄色い粒粒が多いのに

適当に仕事を振ると

一生懸命働いているのは一部で、あとは指示待ちしてる

とかになりそうで怖いですね。

Stream Processor は指示がないと動けないので、

悪いのは

仕事をちゃんと振らなかった

Ultra-Threaded Dispatch Processor

となるわけですが...

 

R6xx の詳細が気になった方は

その当時、西川善司氏が マイコミジャーナル で解説されているので

ご覧になってください。


http://journal.mycom.co.jp/special/2007/r600/menu.html

 

久々に読んでもなんだか完全には理解できませんが 

このGPU、

細かいところは凝っている気がします。

あくまで私の「気がする」レベルですが...

 

さらに興味が出た方は

これらのGPUでは歯が立たなかった

nVidia の G80 の考え方と実現方法を比べてみると面白いと思います。

注目した所は似ていて、実現方法はかなり力押しです。 

ですが、

結果として目的達成度はG80の方が高いものになりました。

 

目的と手段とは?

 

を考えさせられる例ではあります。

 


 

昔の話なので さらっと流すつもりが結構長くなってしまいました。

次回はテッセレータが付いていてお得な

ATI Radeon HD 2400 Pro のインストールと最初の使用感などです。

 

 


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r4ds 激安

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by r4ds 激安 (2012-04-25 02:26) 

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