D5400XSシステム メジャーだがマイナーな電源 PC Power & Cooling

　

前回、D5400XSシステム本体の電源周りをご紹介しましたが

そのおおもとになっている

PC Power & Cooling の Turbo-Cool 1200 について

せっかくなのでくわしくご紹介します。

とても日本では影が薄いですが。

　

この Turbo-Cool 1200のいちばんよいところは

SLI やら CrossFire の認証をとおっていて

安心感があることでしょうか。

ある意味メジャーです。

　 

evgaのフォーラムでは、ユーザーが結構多い気ががします。

　

私がPC Power & Cooling を意識したのは、

CrossFireが出始めのころのデモでつかわれていて

へえ。　とおもったのが最初です。

　

つくりてきには、

12V のレーンが内部で１つになっていて、

接続に難しいことを考えなくていいところが良いです。

なんといってもつなぐのがラクです。

太いシングルレーンもこの電源もウリになっています。

　

マルチグラフィックカードの認証を受けているのは伊達ではなく、

グラフィックカード用の電源も、6ピン3つ、8ピン3つがついていて

6ピン+ 8ピンのグラフィックカードを 3枚つかうことができます。

いまのところ、

このパターンの電源を要求するものはありませんが...

　

結構問題になった、

9800GX2 の 8ピン形状も問題ありません。

　

もうひとつ私が気に入っているのが、

個々の電源で計測した結果のレポートが付いてくるところです。

　

うちにきた電源の、マザーボードのレポートです。

2ページ目の最大電流周りのレポート部分です。

　

　

グラフィックカードとストレージのほうの電源のレポートはこうなっています。

　　

かなりちがいます。

 

この数値をしんじると、

うちの DX5400XSシステム本体の電源の限界は

マザーボードの 12Vで 108A、1296W まで

グラフィックボードとストレージなどの 12Vは 114A、1368W までです。

もっともそんなに使うことは現実的にはないですが。

　

どうでもいいですが、

12V の限界値がだいたい 2.6KW

と表現すると

さらに地球にやさしくない感がアップしてしまいますね...

　

しかしながら、この電源にも弱点はあります。

いちばんは、

静音はまったくかんがえていない

というところがあります。

排気ファンはひとつですが、

お約束の

Delta 80mmファンの 25.5mm厚、3枚羽根の EFB0812EH です。

　

ファンというよりプロペラとかに近い感じですね。

回転数はそれほどでもない 5,000rpm です。

それほど耳に付くうるささではないのですが、

決して静かではありません。

でもこの電源の目指した、

大容量を安定して供給するという目的にはあっています。

　

もう一つは、

最近重視される +5VSBの出力が少ない

というのがあります。

スペックでは 4A、たったの20Wまでです。

レポートでも最大電流は計測されていません。

このあたりも

この電源の性格をあらわしているかもしれません。

　

　

しかし

この電源の最大の弱点は、

そもそも売っているところがあまりない

ということかもしれません。

OCZグループの一員なんですが。

　

どんなにいいものでも、

目につかなかったり　売っていないというのは困りものです。

もう少しかんがえてほしい気がします。

「直販で買えるので欲しい人はそちらからどうぞ。」

というスタンスなんでしょうか。

特にそれでも困らないかもしれませんが。

　

そういえば、

電源が入っていた箱は

ほんとにタダの段ボールベースの色気も何にもないものでしたし、

中に入っていた取扱い説明書というか保証書は

こんなものでした。

ただのレター用紙に両面印刷しただけです。

しかもモノクロです。

　

結構値の張る電源ですが、

こんなところには全くお金がかかっていません。

いいんじゃないでしょうか。これで。

　 

最近円高なので、

この機会に気になった方はゼヒ検討してみてください。

　

まったくもって静音ではありませんが、

電気を供給するということにかんしては

超一流だと思います。　

かなりオススメです。

　

次回はD5400XSシステム本体の

マザーボード周りをご紹介したいとおもいます。

　

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